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マラセチア毛包炎は抗真菌薬で治療しましょう

2020年02月10日

マラセチア毛包炎はマラセチア菌と呼ばれるカビの一種が毛包という毛の産生を行う器官に増殖したことで炎症が生じ、ニキビのような赤くブツブツした発疹が出る皮膚の病気です。
マラセチア菌は正確には真菌という種類で本来は皮膚に感染せずに常在していますが、過剰な皮脂や多汗など繁殖に最適な条件下で感染し炎症を引き起こします。
マラセチア毛包炎は背中に発生するケースが多く首や肩、胸などにも起こることがあり、数ミリ程度の赤いブツブツとした発疹でニキビと違って潰しても膿が出ることはなく10個ほどの発疹が一度に生じるといった特徴を持ちます。

マラセチア毛包炎を背中ニキビと思い込んでしまうと、市販のニキビ対策用の塗り薬などで対処してなかなか治らないという事態を招いてしまいます。
まずマラセチア毛包炎という診断を受けるほうが正しい治療で着実に改善させることができるため、背中の発疹を家族に見てもらったり鏡で確認するなどして皮膚科などを受診することが大切です。
マラセチア毛包炎だった場合、ケトコナゾールという抗真菌作用に優れた成分が配合されたニゾラールという塗り薬の抗真菌薬が処方されます。
ニゾラールを塗っても症状が治らない場合は飲み薬が処方されることもあります。

マラセチア毛包炎はケトコナゾール配合の抗真菌薬ニゾラールの効果によって改善に導くことができますが、抗真菌薬の作用をサポートするため抗真菌成分が配合されている石鹸を使用するという方法もあります。
市販の液体石鹸の中には真菌の増殖を抑制する作用を持つミコナゾール硝酸塩が配合された製品もあり、それを使って身体を洗い清潔にした患部にニゾラールを塗ることで快癒を早める効果が期待できます。
抗真菌薬ニゾラールは処方薬のみですがミコナゾール硝酸塩配合の液体石鹸はドラッグストア等でも購入できることから、マラセチア毛包炎が治った後も体質的に再発が気になる場合には予防としても役立てることが可能です。

治らない背中のニキビはマラセチア毛包炎かも?

背中ニキビはあごに頻発するタイプと共に厄介な大人ニキビの代表格ですが、一般的な大人ニキビはホルモンバランスの乱れなどの要因で起こり、ホルモン剤や漢方薬などで体質改善を図ることである程度発症を防ぐことが可能とされます。
そういった方法であごニキビが治まってきても背中のほうは一向に改善しないという場合、マラセチア毛包炎の疑いが濃厚になってきます。
マラセチア毛包炎と背中ニキビには見た目に違いがあり、赤いブツブツの先端にやや光沢があり10個ほど一気に発生して、ニキビのような炎症による膿を持たないという特徴もあります。
マラセチア毛包炎の発疹も不潔な状態で放置することで化膿して膿を持つこともあり、赤いブツブツが群発した段階で念のため皮膚科を受診したほうが治癒を早めることにつなげられます。

マラセチア毛包炎の原因となるマラセチア菌はカビの一種とされますが正式には真菌と呼ばれる種類で、マラセチア毛包炎だった場合には一般的な大人ニキビを治す方法では改善させられず、ケトコナゾールが配合された抗真菌薬のニゾラールという塗り薬による治療が必要になります。
背中は自分ではしっかり観察できない部位だけに大人ニキビだった場合も市販薬によるケアだけでは改善が難しいことから、皮膚科を受診してマラセチア毛包炎かどうかをはっきりさせた上で、適切な治療を受けるほうが治癒後も跡が目立たないよう改善させることが期待できます。

抗真菌薬ニゾラールと共にマラセチア毛包炎の予防や治療のサポートに役立つミコナゾール硝酸塩配合の液体石鹸は真菌にも細菌にも有効性を発揮することから、それを利用して清潔を保つことは背中ニキビ対策にも役立ちます。
マラセチア菌は皮脂を栄養源にして増殖するため、過剰な皮脂分泌を活発化させるような脂肪や糖分、コーヒーやアルコールのほか香辛料といった刺激物を摂り過ぎないよう注意し、ストレス過多や睡眠不足を招かないよう心掛けることも大切です。