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ラミシールの有効成分とその効果

2019年09月13日
女性の脚

ラミシールは有効成分のテルビナフィンの商品名です。
ラミシールはスイスの製薬会社サンド(現在のノバルティス)によって開発されたもので日本では1993年7月にアリルアミン系抗真菌薬ラミシールという商品名でクリーム剤が承認されたものです。
錠剤は1997年に承認され、さらに2004年には一般用医薬品として三共から「ラミシールAT」が発売されました。
ラミシールの有効成分のテルビナフィンを使った抗真菌薬には小林製薬の「タムシール」、ロート製薬の「メンソレータムエクシブ」大正製薬の「ダマリングランデ」などがあります。
ラミシールの特徴は従来の抗真菌薬と比べて1日1回の塗布で済むことで、日本では主に水虫やカンジダなどの真菌性の皮膚疾患などの治療に使われています。

ラミシールの成分であるテルビナフィンの働きとしては、真菌細胞膜の必須成分であるエルゴステロールの生合成経路上で、スクアレンからスクアレンエポキシドの転換過程に関係するスクアレンエポキシダーゼを選択的に阻害します。
スクアレンの細胞内蓄積とエルゴステロールの含量を低下させ、真菌細胞膜に障害を起こさせることで、真菌の増殖を防いで滅菌します。
このエルゴステロールを阻害するというのは他の抗真菌薬でも使われている作用で、安全に選択的に真菌だけを減らすことができます。

テルビナフィンの抗真菌作用は水虫の原因である白癬菌などの皮膚糸状菌、カンジダ属、スポロトリックス属ホンセカエア属の菌に対して日本では効果があるとされ承認されており、それらの治療に使われます。
ラミシールは主に外用薬として使われ、塗布することで真菌の増殖を防ぎ自然に治癒することが困難な水虫を治すことができます。
またカンジダ症でも性器周辺の表面に現れた症状の場合にクリームが使われます。
なお、水虫でも爪水虫などの場合には外部から成分が浸透しにくいため内服薬が使われますし、膣カンジダの場合には膣錠を使って治療が行われます。

水虫治療でラミシールクリームを使う際の正しい用法

水虫治療でよく使われているのがラミシールクリームです。
病院の皮膚科で水虫と診断されれば処方されます。
また薬局でも水虫治療薬としてラミシールクリームを購入することが可能です。
ラミシールクリームの使い方としては水虫の患部に対してやや広めに塗るのがポイントで少量でも効果があるため薄く広く塗りこむことで1日に1回、必ず塗布することも効果を高めるためには必要なことになります。
また効果を高めるために肌が清潔な状態の方が良いため風呂上がりに塗ると良いでしょう。
なお、ラミシールは粘膜に対して悪影響が出るため付着した指で目をこすったり目の付近を触らないようにする必要があります。

ラミシールを使って水虫を完治させるためには、4ヶ月程度は必要です。
効果としては1ヶ月から2ヶ月程度で現れますが、症状が消えても水虫の原因菌である白癬菌は存在しているため、さらに1ヶ月から2ヶ月は塗り続ける必要があります。
病院の皮膚科を訪れている場合には顕微鏡で検査をした上で完治を判断します。

ラミシールは安全性の高い薬ですが副作用のリスクはあります。
副作用は主に内服薬で現れるもので胃の不快感や肝機能異常、またアナフィラキシーショックなどです。
またこの他にも下痢、悪心、腹痛、めまい、頭痛、食欲不振などがあります。
胃の不快感の場合には自覚しやすいものですが肝機能異常は自覚しづらく、またアナフィラキシーは重篤になるリスクがあるため注意が必要です。
一方でラミシールクリームは皮膚から吸収するため錠剤ほどの副作用のリスクはありませんが、皮膚のアレルギー反応などが出る場合があります。
いずれにしても異常を感じた場合には使用を中止して医師に相談することが大切です。