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水虫になる原因と仕組みを知りたい!

2019年10月03日

水虫ではまず白癬菌というカビの一種が足の指先の皮膚に付着し、そこから内部へと入って増殖します。
増殖すると体の免疫機能が働き始めます。
それを異物として捉えるためです。
そこで増殖を食い止めるために炎症が起こります。
その炎症がかゆみの原因です。
カビが何らかの物質を皮膚の中で生成して症状を生み出しているわけではないのです。

足の指の間が白くふやけたり、水泡のようなものが現れ、かゆみが出てくることは水虫が増殖しているサインで、実はそれは初期の段階になります。
そこで白癬菌の活動が止まればかゆみも治まり皮膚の状態も戻っていきますが、進行すると例えば足の小指付近だけに出ていたのが他の指にも拡大したり、足の裏全体に広がったりもしますし、また家族などにも感染を許してしまいます。

また爪の中に入り込むこともあります。
爪の中に入ると治療が厄介になります。
足以外の場所に白癬菌に対するアレルギー反応が出て、例えば手の指先にかゆみを伴う1mm程の小さな水泡が出てくることもあります。

家族に感染者がいなければ家庭内での感染は無いでしょう。
しかし外へ出掛けると、時には不特定多数の人たちが利用する浴場や温泉に入ったりすると思いますが、素足になった際に感染者の利用したバスマットなどを踏むとそこで白癬菌が足の裏に付着することがあります。
またそういった施設内で共用している来客用のスリッパなども同様です。
付着した時に痛みやかゆみがあればその場で洗い落とすなどの対処が出来ますが、まったく自覚がないため家に持ち帰ってしまいます。

足裏に付いた白癬菌を洗わずにいると1日ないし2日程で皮膚に定着すると言われています。
人によっては定着しても何も起こらない場合もあります。
しかし数年間潜伏する場合もあるらしく、足の指先がカビが好む高温多湿の状態、例えば革靴やブーツなど足が蒸れる状態に長時間おかれると潜伏していたものが活性化し増殖をし始めたりします。
また免疫力が低下することで増殖が抑えきれなくなることもあります。

多種多様な水虫の種類と症状

このように水虫の増殖は、白癬菌(カビの一種)を足の裏に付けたまま蒸れる状態にしておいたことが原因なのですが、その後出てくる症状にはいくつかのタイプがあります。
例えば、趾間型や小水疱型、角質増殖型といったタイプがあります。

まず趾間型ですが、一般的に水虫と言えばこのタイプです。
足の指の間に現れ、中でも小指と薬指の間が多く、強いかゆみを感じます。
その間の皮膚が破れて白くなったり、また湿った感じになり赤くただれたりもします。
明らかに他の部分とは異なるのが分かります。

小水疱型は足の裏の土踏まずや指の付け根などに湿疹のような小さな水疱がいくつも出来ます。
趾間型に次いで多いタイプです。
酷くなった場合は水疱同士が繋がって大きくなり、水ぶくれのような感じになることもあります。
もちろんこちらも強いかゆみを感じます。

角質増殖型は、主に足の裏のかかとに出てきます。
かゆみはなく、かかとを中心に白っぽくなるぐらいですが、冬場になるとかさかさになってシワが出来、ついにはひび割れてきます。
ひび割れると相当痛みを感じるようにもなります。
このタイプは水虫特有のかゆみが無いため自覚が出来ず、治療も遅れるため、その間他人に感染させてしまう恐れがあります。

最後に、水虫と言えば指の間がたまらなくかゆくなるといったイメージがあると思いますが、これまで書いて来たように、いくつかのタイプがあります。
通常、かゆみを伴うタイプで自覚し、早くそれを治したいという気持ちと家族などに感染させてはいけないといった気持ちが生まれると思いますが、角質増殖型のように冬場にひび割れが生じるだけのタイプでは、本人が痛さを感じるだけで水虫には結びつかず、そうなると他人に感染させてしまっているところまでは考えが至らないはずです。
とにもかくにも足の裏に変化があれば水虫かもしれないと思ってすぐに治療することが大切です。